9月 10日

あるご葬儀の話

これはつい先日のお話。自分がお迎えにうかがった病院で病室に大勢(12~13人)位のご家族がいるなかでおばあちゃんの面倒を最期まで見ていられたというお孫さんがいらっしゃいました。その方が他のご親族様におばあちゃんの最近のお話をされておられました。
この春まで本当にお元気でしたが口から物が食べられなくなってから口数が減り、目に見えて体調が悪くなっていくのがわかったなどエピソードをふまえお話になられ、その中にしゃべれなくなってしばらくしてからふいにボソッと「うどんが食べたい」とおっしゃられたそうです。その声が今も耳に残って・・あのときに先生に相談してもダメだったのだけれど・・と
その話を葬儀の打合せの際に、そのお孫さんに祭壇におうどんをお供えしませんかとお話をしたところ、お悲しみのお顔が明るく輝き「そんなことしていいんですか?できるならおばあちゃんすごく喜ぶと思う」
その一言からご家族より色々なご提案があり、メイク、着替え、遺品飾り、若い頃の美人で有名だったおばあちゃんの写真、おじいちゃんと仲が良かったころの微笑ましい家族写真、入院する前に行った家族旅行の写真を親族の方々に見てもらいたいなど・・・
希望される方、されない方は人それぞれですが、そのときの通夜・葬儀を拝見するに、それまで疎遠になっていた親族・兄弟が写真をみて口々にこの頃にこんなことがあった、だれそれが生まれ洋服のお下がりが沢山あった。こんなことをしておじいちゃんが怒られてたなど楽しそうに語らっておられました。
そして心からこの葬儀に来て、おばあちゃんとお別れができ、昔話をしたり、大きくなってゆく兄弟のお子様、お孫様また叔父・叔母・従兄弟のお顔もみれて、自分にはこんなに沢山の親族がいることが確認できた、またこのときの葬儀のお話を何かことあるごとにしていただき、葬儀だけれどもとても印象に残るイベントみたいに嬉しかったと後日談ですがお話いただきました。

故人様を想い、自分たちでできるだけのことを精一杯して「ああ、故人らしい葬儀だったね。」とご家族に言葉にして頂いたとき、お手伝いをさせていただき本当に良かったとつくづく思います。
想いとはご家族ごとに違うと思いますが、故人が亡くなられてはじめてご親族が葬儀というものと向き合い、悲しい出来事と捉えず、「これまでの人生に対して お疲れ様、ありがとう」とお看送りをし、何かの折にそのことに触れ、その方を偲び、思い出していただく、私は葬儀をお手伝いさせていただきながら故人様とご家族様にそうあっていただきたいと望んでおります。

吉 田

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