ラストメイク
♪ツン、ツクツクツクツン…ツンツクツクツクツン…ヒラ~♪新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致しますm(__)m
そんなこんなで、プレイバック2020年。仕事始めに火葬場で転び、足の親指を捻挫。3ヶ月仕事を休業(泣)。そして締めの12月…。恥ずかしながら拙者、酔払ってアスファルトにダイブ…。顔面と膝を損傷し流血。その後、後方にいた若いお兄様に助けられたのは幸いでした。その姿はまさに介護でしたが…。また、年末ジャンボ宝くじにも見捨てられ…。鬼滅の刃の単行本も売切れで買えず…。そして、コロナ…。ええい!! なんてこったパンナコッタな年を過ごした、見た目はベテラン気分は新人根本直子です。ちなみに、これを書いているのはまだ仕事始め前なので、2021年がどうなるのか、今からがくがくブルブルとおびえているしだいでございます…。
今年の抱負は、『酒は飲んでも飲まれるな‼』『転倒上等‼』『目を食いしばれ‼』の三本です。
そんな根本でございますが、主な仕事は火葬場案内でございます。基本、故人様とご遺族様にご挨拶してから行くようにはしております。お棺で眠られている故人様のお顔を見ながら手を合わせるのですが、毎回その表情には驚かされております。そのうちの一つに、死化粧、ラストメイクというものがございまして、死での旅立ち前の最後の身だしなみですが、これをするかしないかでは、故人様の印象がまるっきり違って見えます。病床で面やつれした姿は、なんということでしょう、お肌ツヤツヤ、頬もふっくら、今にも起きてきそうな御姿に大変身‼ ご家族様たちもその姿を見て、とても表情が穏やかになるのを多々拝見します。時には、家族の方が故人様に死化粧を施すこともあります。気持ちはこもってますが、残念ながらそこはやはりプロと見比べると、歴然たる差を見せつけられます。横たわった人を真上からみるので、立体的に見せるのは至難の業なのです。
私も家族には「死化粧はしろ‼ 仏衣は最高級を着せろ!!」と、口を酸っぱくして言っております。ただ、弊社はオプションとなっております。他の業者さんとは違って、勝手に組み込まれてたり、行ったりは致しません。会葬者の方々に、故人様をどんなふうにして会わせたいかは、生前の本人様の意向とご家族様がお決めになることですので、そこはどうぞご安心ください。ただ、私の場合は、「絶対してくれなかったら、毎晩枕元に立ってやる」ぐらいの勢いですけどね。
まだまだコロナは終息する気配がありませんが、中央葬斎館、かなざわ葬斎館、鶴見葬斎館では、検温とアルコール消毒、そして換気を実施しております。お食事の際にも感染予防の為に席を工夫して取り組んでおります。皆様の不安を払拭出来るよう最善を努めておりますので、いざという時でも、事前相談でもどうぞ心置き無くお越し下さいませ。
火葬場案内係 根本